ぐるぐる雑記

読んだり観たりすると感想が出る。うんちと一緒だね。

フィッシュマンズの世界からはさよなら

すこしだけ眠って、目が覚めてしまった夜です。家に帰る前に買ったユーハの特濃ミルク飴をカバンから漁って深夜の2時に舐めています。罪の味がする。

最近とことんニートなので、いろんな映画を見たり、本を読んだりしてそういう面では充実しています。恋人(もうすぐ夫か…)と、小さなアパートでバイトもせずにただひたすらに時間を過ごしています。大学は卒業できたし、彼はたぶん4月に就職するし、わたしは2月に子どもを産むし、時間のエアポケットはきっと人生の中で今しかないのかな、と感じつつ日々を送っています。
ひとつ恋しいのは、結婚なんかする気もなくて、未来は不安ばかりで、それでも野良猫が2匹寄り添うみたいに生きていたつい最近までの感じ。野良猫が寄り添って陽だまりで遊んでいるようなさびしさが、わたしたちにはもう無いというのはやっぱり物悲しいなと日々感じてます。生きることの不安や、自分に対する苛立ちや、そういう形や宛の無いモヤモヤとした感情、ああいうのが少しずつ少しずつ薄れていくことが、とてもさびしいと感じてしまいます。
女として子どもを産むことはおそらくその若さ独特のさびしさと別れてしまうこと。けれど、わたしが思うに人に魅力をかけるのは少しのさびしさなのではないかと思います。冬の日の斜陽みたいな、少しのさびしさ。そういう世界から去るというのは、一枚の印象派の絵の持つ世界が分からなくなっていくような、そしてそれを積み上げていってしまうんじゃないかというような不安を与えます。

 

妊娠が6ヶ月に入って、何をしてなくても息をするのがすでに苦しいし、食べ物もたくさん食べるとすごくしんどくなります。もともと太ってない体型のせいか、見た目からお腹がすごい出ているし、なんだか22歳のまだまだ若さを謳歌したい年齢としてはしょぼ〜んなこともたくさんあります。バーにも行ってないし、大好きなウイスキーも飲んでないし、名画座でオールで映画とかしてないし、無茶して歩いてげろげろにもなってないし、思いつきで旅行にも行ってない。
ただ毎日、恋人と過ごして、終わらない日々に未来への責任感だけがプラスされて、不思議な感じです。地に足つけたループって、地に足ついてないループより、ヘンテコです。地に足ついてないループをもっと楽しんでたかったな、ね、フィッシュマンズみたいな世界にもうあと何年かいたかったな。

 

大好きな冬が来るので嬉しいです。あしたは暑いみたいだけど、はやくセーターとかコートとか着られる気候になってほしい。ぴりりと引き締まる寒さとか、空気が透き通って星が見えることとか、すべてが愛おしいです。はやく〜。

眠れない夜の近況でした。飴は舐めおわっちゃった。