ぐるぐる雑記

ぬーん

あればいいのに(1)

子供を育てているといろんなことがちょっと不便なのだけど、その不便さのおかげで「こうあればいいのにな」みたいな欲求が多々生まれてくる。不便な人に対する差別としか思えないような100%の不便、たとえば銀座駅地下街の意味もなく5段下って5段上がる謎のゾーンとか、10キロ超えのベビーカーを持ち上げながら声にならない声で叫びたくなるけれど、そういう意味不明に理不尽すぎる完璧な不便じゃなくて、「ちょっと不便」っていうのはもう少しだけ考える余地みたいなものを与えてくれる。
というわけでまあ、ちょっと不便から出てきた「あればいいのに」を書いていこうと思う。見つけたらまた書こうと思う。
 
電子書籍に関して
紙で読みたい本と、別に紙じゃなくていい本っていうのがわたしにはある。いま、ジェーン・スー川上未映子のエッセイ読んでるんだけど別に紙の本じゃなくていいし、さらに言えば買う必要もない。とりあえず暇つぶし程度にざーっと読んでおしまいな本は、紙じゃなくてよいので、Kindleってどうなのかななんて思いながらamazonでレビュー読んでメルカリで値段みたりしてる。
でもなーと思う。電子書籍には、中古本の概念もなければ図書館で借りる本という概念もない。紙の本みたいに、手にするまでの方法や経路に幅があるわけではない。
アナログからデジタルへの乗り換えって、システムまですべてを乗り換えしてしまうとそれまでのアナログ派のひとたちをあんまり巻き込めず、デジタルネイティブの人たちや対応できる柔軟な人たちだけのものになってしまう気がする。段階的に、ってそれだけなんだけれど。その段階的に、にあたる部分を電子書籍でもやってたら便利なのにって思うわけです。
 
(1)図書館で借りれる電子書籍のデータ
図書館で紙の本を借りるみたいに、電子書籍のデータも借りれればいいのに。そしたら家から出ないでも図書館のデータライブラリにアクセスできて、子育てしてる身としてはとても便利だーー。物理的に本が収納されてる図書館とはべつに、データベースとしてのネット上の図書館も必要。
 
(2)紙の本を買えば、そのデータを電子書籍でも見られる
これはわりと切実に、本って重い。文庫ならまだしもハードカバーを持つのは、10キロの赤子プラス荷物っていう登山並みの負荷生活だとすごく負担。まあじゃあ、Kindle買ってそれで読めばいいじゃんって思うけれど違くて、「外出のときだけKindleで読みたい」わけであって家では紙がいいし、やっぱり欲をいえばひとつの収集物として本棚に並んでいてほしい。だから紙の本を買ったら、もれなくそのデータがKindleでも読めたのなら、持ち運べるし、物質としても存在していて安心する。データだけって、きっと慣れれば何も感じないんだけれど、それだけだとやはり儚すぎるというか。消える可能性が無きにしもあらずなのが、保険がないみたいでちょっとこわい。
 
あとは昔、本屋に行くと一時的にKindleで本の全ページのデータが見れて、立ち読み機能がつくとか考えたけど、もはや子育てにそんな機能は必要ない!まあそういう機能があってもいいよね。場所性を絡めるとか。
とかね、やっぱり主婦にだって要望ありますけど声が届かないから誰かがこれを見て開発してくれたりしないかな〜〜〜なんて思います。
でもやっぱりKindleほしい!