ぐるぐる雑記

ぬーん

春ぎらい

冬至を過ぎたあたりからめっきり日がのびていくのがわかりやすくなりました。最近の東京では雪が降って冷え込む夜が何日か続いたなと思ったら、突然日差しが春めいてきてとうとう春がやってくる予感がします。季節の変化というのは、気温ではなくて日の光に…

谷川俊太郎『ひとり暮らし』、ひとり暮らししたい。

ひとり暮らしをしたくてしたくて、『ひとり暮らし』という本を読んでみた。谷川俊太郎は、中学生の頃だいすきだった友達が気に入って読んでいたので、なんとなくずるずると10年近く読み続けている。2009年に書かれた本だから、最近の詩のごとく柔らかくて温…

角田光代『愛してるなんていうわけないだろ』、生の中で生きるか。生と死の間で生きるか。

この前シティーガールな女友達と神保町で古本を見て周っていたらその子がこんなことを言った。「わたし最近女性の作家の本探してるの、川上弘美とか。フォロワーさんが、女性の作家さんの方が死とか生とかを実直に見つめてる感じがするって言ってて」 この子…

是枝裕和『映画を撮りながら考えたこと』高橋哲哉『記憶のエチカ』とか

読んでみたいな〜と思っていたら時間ができたので立ち読み。 映画を撮りながら考えたこと 作者: 是枝裕和 出版社/メーカー: ミシマ社 発売日: 2016/06/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 「自分のことを語るのは嫌だけれど・・・」と言…

逃げて他人を馬鹿にして、キャッチャー・イン・ザ・ライ

辛いことがあって、どうしても逃げたい。今、ここ、そのさなかでは何も考えられない。どこかへ旅へ出たい。。 ああああ逃げたい!と考えていたら、思い出したのはサリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』。高校生のときにたまたま本屋で手に入れて、…